この夏、痩せられなかったあなたへ

理由１）脂肪が燃焼しやすい

寒い時期は、外気温に影響され体温が低くなりがちです。そのため、身体が体温を上げようと働きかけます。冷えきった身体を温ためるために、身体は脂肪を燃焼させます。

つまり、冬は【最も脂肪を燃焼しやすい季節】ということです。

蓄えられた脂肪が体温を上げるための燃料として使われるからです。その結果、基礎代謝量がアップし、効果的なダイエット（楽なダイエットともいいます）が出来ます。

逆に夏場は、外気温が高く体温も高い状態です。そのため、体内の脂肪を燃焼させ、体温を上げる必要がありません。春から夏にかけて、露出が多くなる時期にダイエットをする人が多いですが、実際のところ、一番ダイエットに向かない時期に頑張っていることになります。

「今までの苦労はなんだったんだ！」

という声が聞こえてきそうですが、残念ながらこれが真実です。

せっかくダイエットをするのなら、少しでも楽して痩せたいですよね。

そんなあなたにこそ、秋から冬にかけてのダイエットをオススメします。

理由２）手軽な代謝アップメニューがある

基礎代謝を上げるための方法のひとつとして「身体を温める」という方法があります。

身体を温めるには、運動、入浴、湯たんぽ、腹巻きなど、様々なアプローチ方法がありますが、寒い時期ならではの方法があります。それは、鍋料理です。

ダイエット＝野菜と連想する人も多いですよね。ダイエットのために、毎日野菜をたくさん食べようと頑張っている人も多いかと思います。

しかし、一度に食べられる生野菜の量には限界があります。加熱することによって野菜のかさが減り、食べられる量も劇的に増えます。

また、鍋料理には、野菜やきのこなどのミネラルや食物繊維などが多く含まれます。味付けを、味噌味にすることでさらにダイエット効果が高まります。味噌は発酵食品なので、ダイエット中は特に意識して摂っておきたい食品のひとつです。

ちなみに私は暑い時期でも、週に１回は鍋を食べるよう心掛けています。慣れてくると「身体を中から温めることの快適さ」を実感するようになります。エアコンのきいた部屋で、ハフハフいいながら鍋をつつくのも、なかなか味わい深いですよ。

夏場は空調の影響を受け、ついつい体を冷やしてしまいがちです。そんな時こそ、芯から温まる鍋料理が身体を癒やしてくれます。暑い日が続くと、冷たいものに手が伸びがちですが、ここでも注意が必要です。飲み物を出来るだけ常温か、温かい飲み物にするだけでも身体の負担は随分違います。

意外と知らない人も多いようなので敢えて書きますが、

身体が冷えると痩せにくくなります。

夏場は特に注意が必要ですね。毎日の飲み物を常温にしたり、週に一度、鍋料理を食べるだけで「痩せにくい身体」から遠ざかり、ダイエットが成功に近づくのなら、やらない手はないと思います。
（寒い時期のダイエットの話だったのに、夏のアドバイスになってしまいました。^^;;）

理由３）湯船に浸かりやすい

上記の説明からも、ダイエット中は特に「身体を温める」ことが重要なことがわかったかと思います。
寒い時期がダイエットに適している理由の３つ目は、入浴に関することです。
（後半で、ダイエットに関するちょっと変わったアプローチの入浴法をご紹介しています。）

あなたは、サクッとシャワー派ですか？　それともゆっくり湯船派？

夏場だと、ついつい簡単に済ませられるシャワーになりがちです。また、お湯の温度も低めに設定したくなりますね。（むしろ「水でいい」という人もいるくらいです。）その点、冬場なら、意識していなくても本能的に「温かいお湯にじっくり浸かって身体を温めたい」と思いますよね。

普段はシャワー派の人も、ダイエット中はぜひ湯船に浸かって下さい。なぜ湯船が良いのかは、言うまでもありませんね。
（くどくなるので、ここでは詳しい説明はやめておきます。）

そして、入浴に関して注目したいポイントがもう一つあります。HSPという言葉を聞いたことがありますか？　HSPとは、ヒートショックプロテインの略です。ヒートショックプロテインを増加させる入浴法をマスターすれば、身体が温まるだけでなく、免疫力まで上がるという素晴らしい入浴法があります。私はこの方法で免疫力を上げ、ダイエットを加速させました。

ダイエットとは、健康的な身体作りです。お腹がたるんでいるとか、二の腕が太いとか、目に見えて気になるところはたくさんありますよね。
でも、その前に目に見えない身体の機能に注意する必要があります。免疫力がそのひとつです。免疫力をアップさせることがダイエットの第一歩と考えてもいいくらいです。

さて、ここからは免疫力をアップさせる入浴法をご紹介します。
とても簡単なので、ぜひ実践してみてください。

【ヒートショックプロテインを増加させる入浴法】
１）４０〜４２度のお湯に１０分浸かる
２）入浴後は、自然に体温が下がるのを待ちます

《注意点》
お湯に１０分浸かっていると、じんわり汗が出てきて、最後は大粒の汗が吹き出ることもあります。適宜、水分補給をするなどして、無理のない範囲で行って下さい。入浴後にエアコンや扇風機の前で涼んだりするのはNGです。体温が下がるまでバスローブを着るなどして、のんびり過ごして下さい。

この入浴法は、週に一度でも充分効果を発揮します。ぜひやってみてください。

本日は、「寒い時期がダイエットに適している理由」についてお話しました。